
永く着けるからこそ“本物”を。鍛造製法で選ぶブライダルリングの魅力
ふたりの人生に寄り添い、これからを共に歩む結婚指輪。毎日自然に身につけられること――それは、見た目の美しさと並んで欠かせない選択の基準です。
気に入ったリングのデザインに心を惹かれても、日々の暮らしの中で指に馴染まなければ、いつしか着けること自体が負担になってしまうこともあります。
「ずっと着けていたい」と思える一本には、見た目だけではわからない“つくりの違い”があります。
今回は、指輪の土台を支える製法――「鍛造(たんぞう)」に焦点を当て、永年にわたって心地よく身につけられる一本を選ぶための視点をお届けします。
ブライダルリングを“毎日着ける”前提で選ぶべき理由

結婚指輪は、結婚式や記念日のためだけではなく、日々の暮らしの中で常に身につけるものです。
料理、仕事、買い物、育児――あらゆる日常の動作に自然に寄り添い続けるからこそ、指への負担や違和感が、小さなストレスにつながることもあります。
永年にわたり身につけるリングを選ぶうえで、重視すべきなのは見た目だけではありません。
変形しにくく、指にやさしく馴染む。そんな確かな安心感を備えた一本こそが、後悔のない選択を支えてくれます。
ひと口に鍛造製法といっても違いがある|熱間鍛造と冷間鍛造の違い

結婚指輪の着け心地や耐久性は、見た目だけでは判断できません。その快適な着け心地と信頼感を支えているのが、「どのようにつくられているか」という製法の違いにあります。
リングの製法にはいくつかの種類がありますが、なかでも「鍛造(たんぞう)」は、金属に高い圧力をかけて密度を高めながら成形する方法です。
金属組織を整えることで、高い耐久性を持ち、変形しにくく、永年にわたって身につけるブライダルリングに適したつくりとされています。
ただし、鍛造製法にも2つの手法、熱間鍛造と冷間鍛造があります。
多くのブランドが採用している「熱間鍛造(ねっかんたんぞう)製法」は、金属を高温で加熱し、柔らかくした状態で成形する製法です。
熱することで加工しやすくなり、効率的な生産に向いている製法といえます。
その反面、金属が熱せられた際に空気中の酸素と反応して酸化物が形成され、金属に圧力をかける鍛造時に内部に混入することがあり、金属の変色・強度の面で限界が生じることもあります。
一方の「冷間鍛造(れいかんたんぞう)製法」は、金属を加熱せず、常温のまま高い圧力をかけて丁寧に成形します。
冷間鍛造製法でつくられた地金は非常に高密度で、耐久性や着け心地において熱間鍛造製法と明確な違いが表れます。
金属にかける負荷が大きいため、高度な設備と技術力が不可欠で、対応できるブランドは限られています。
冷間鍛造製法によってつくられたリングは、金属組織の高い密度により滑らかな仕上がりで、肌に吸い付くような着け心地の良さが特徴です。
見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしに着け続けられる耐久性も求める方にとって、冷間鍛造製法は大きな魅力です。
クリスチャンバウアーの冷間鍛造が実現する“本物の快適さ”

ドイツで140年以上の歴史を持つクリスチャンバウアー。その指輪づくりの中核を成すのが、金属を加熱せずに常温で加工する冷間鍛造製法です。
自社で合金から製造した地金に、20回以上の圧縮圧延を施し、金属内部のわずかな空隙まで丁寧に整えていきます。
地金の密度と均一性を高めることで、リングは変形しにくく、滑らかな質感の着け心地が生まれます。
リングの成形後は、職人の手で内側まで丹念に磨き上げ、継ぎ目のない一体構造に。指の丸みに沿う甲丸製法の内側形状は、角がなく、長時間着けていても圧迫感が少ない着け心地を実現しています。
冷間鍛造製法から生まれる指輪には、見た目の美しさだけでなく、日常使いにふさわしい快適さと、永年の使用にも応える確かな品質が備わっています。
実際に選んだ人の声|「着けているのを忘れるような心地よさ」

冷間鍛造のリングを選んだ多くの方から、「装着感の違いに驚いた」というお声をいただいております。
「今まで試した指輪の中で、いちばんしっくりきた」
「指を動かしても気にならず、ずっと着けていられる」
「何年使っても、かたちが変わらず、安心して着けていられる」
こうした実感の背景には、冷間鍛造によって金属の密度を高める製造工程、甲丸仕上げによって滑らかに仕上げられた内側、角のない設計など、着け続けることを前提とした丁寧なつくりがあります。
見た目だけでは伝えきれないリングの快適さが、ふたりの日常に自然と馴染み、寄り添い続けてくれます。
クリスチャンバウアーのブライダルリングが選ばれる理由

リングの地金の開発から製造、仕上げに至るまで、すべての工程を自社で一貫して手がけているクリスチャンバウアー。その強みは、冷間鍛造による高密度な成形技術だけにとどまりません。
たとえば、素材本来の色味と質感を引き出す独自の合金技術。指の丸みに沿って自然に馴染むよう設計された内側の甲丸仕上げのフォルム。
日常使いによる摩耗にも配慮された、ポリッシュ加工やヘアライン加工など繊細な表面仕上げ。
こうした細やかな工夫の積み重ねが、ブライダルリングとしての完成度を一層高めています。
地金は、プラチナ、ホワイト、ロゼ、レッド、グレーなど、多彩な10種類のカラーバリエーションが揃い、ふたりの価値観に合った一本を選ぶ楽しさは一層広がります。
色の組み合わせや仕上げを選ぶ過程そのものが、特別な思い出として心に残る時間になるはずです。
“永く着ける”視点で選ぶなら、鍛造製法の価値に注目を

結婚指輪は、ふたりの絆を象徴するだけでなく、これからの暮らしに寄り添い続ける存在。だからこそ、「永く着け続けられるかどうか」という視点は、選ぶうえで欠かすことができません。
冷間鍛造によって丁寧に仕立てられたリングは、耐久性、快適性、そして時を経ても変わらない美しさを兼ね備えています。
手にした瞬間から日常に自然と馴染み、年月とともに深まる“確かな信頼感”を教えてくれるはずです。
ぜひ店舗で、実際に色の調和と着け心地を確かめてみてください。
指につけた瞬間から始まる、その一本との物語が、ふたりにとってかけがえのない時間となりますように。
クリスチャンバウアーコンシェルジュをはじめ、専門知識を持つスタッフが、想いに寄り添いながらリングとの心地よい出会いを丁寧にお手伝いいたします。